今朝、駅に向かう途中のこと。前を歩いている女性のスカートが自分の持っている荷物にひっかかってベロンとめくれてまして。別に丸見えというわけではないけど明らかに太ももの付け根ぐらいまでは露出していたわけです。
これはイカン!このままでは彼女は「会社着くまでパンツ露出してた…もう死ぬ…」とか、そんな鬱日記を思わずミクシィに書いてしまうじゃないか!そしてそんな鬱日記を書いてしまったばかりにマイミクを切られまくってしまうじゃないか!と、慌てて小走りで追いかけたわけです。
しかしながら、男の自分が教えてあげるにはやはりデリケートな問題であって、出来るだけ紳士的に言わなければと、とにかく考えに考えた揚げ句「すみません、スカート…スカートが…」と、出来る限り紳士的に小声で話しかけたわけです。
…が、やはり突然見知らぬ男に話しかけられたせいか、はたまた変な人に絡まれたと勘違いしたのか女性は一瞥した後に軽く会釈をしてくるだけでそのまま受け流そうとするわけです。こんなに紳士的に声をかけたといのにクソが!
ダメだよ!受け流したらダメだよ!そのまま行けばあんたは「会社着いてパンツ丸出し気づいたなう!」なんて鬱ツイートしちゃったばかりにリツイートされまくって晒された揚げ句、フォロアー激減して淋しい日々を送ることになってしまうんだぞ!そうなりゃ花のOL生活もお先真っ暗だし女子力も著しく低下してしまう!やーよ!低下しちゃやーよ!
とにかく事態の深刻さに気づいてもらうべく、俺は必死に彼女に訴えた。
「いや、スカートが!めくれて!ベロンて!」
あくまで紳士的にだ。さすがに俺の熱意を伝わったのか、彼女も理解を示してくれてスカートを確認し始めたので俺はそのまま足早に駅へと急いだ。決して振り返って彼女を見ることはしなかった。最後まで紳士的に接したのだ。だから確認はしていないものの、きっとこれで彼女はマイミクが減ることもフォローを外されることもなく、平穏な一日を過ごすことが出来るだろう。
しかし何だろう、良いことをしたはずなのにこの罪悪感は。
Published with Blogger-droid v1.6.8
0 件のコメント:
コメントを投稿