今振り返っても、この子は特に泣いている時間が多かった気がするほどで、それは僕たちの心を折るには十分な時間であり、「泣く(79)日に生まれた子なのだから仕方ないんだよ」と、苦し紛れな理由を自分達に言い聞かせて納得させたこともあった。
そんな子が迎える2回目の誕生日に振り返るこの1年は、それまでとは打って変わっての1年となった。多くの言葉を理解するようになり、自分で考えて行動するようになり、ただ理不尽に泣き続ける事が少なくなった。噛み付くことがなくなった。他人の顔を引っかくことがなくなった。一時期は本当に不安だったが今では取り越し苦労だったのだと安心している。
もちろん当時抱えていた苦労とはまた違う苦労や不安を今もそれなりに抱えているが、面白いことに得られる喜びは年を経る毎に増え続けているのだ。
来年またここに綴る機会があればまた書きたい。新しい悩みと問題と、それらを上回る喜びを、僕は書き続けたいと思う。
この79子から、僕と自分の洗濯物は別々に洗えとお願いされるまでは。
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